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前回は頭痛の症状を

大まかに３種類に分けて説明していきました。

関連記事 ： ズキズキ、目の奥が…頭痛のメカニズムと痛みの分類とは？

基本的な頭痛の治療として

頭痛の原因となりうる

肩や首周りの筋肉の硬さや歪みを整えれば痛みは治まります。

しかし、それでは治らない

「危険な頭痛」も存在します。

■危険な頭痛とは？

危険な頭痛とは

筋肉や歪み以外の内科的疾患により発生する頭痛です。

場合によっては

生命の危機に瀕する恐れもあるので

下記のような頭痛を感じた際は早急に病院で受診して下さい。

◆クモ膜下出血

頭をバットで殴られたような痛みがあり、吐き気や嘔吐を伴います

⇒クモ膜の下を走行する動脈にこぶ（動脈瘤）が形成され、それが破裂する事で起こります

◆慢性硬膜下血腫

強く頭を打った覚えがあり、頭痛以外に手足に麻痺があり、失禁などの症状がある

⇒頭を強く打った際に硬膜を損傷し、血腫ができている状態です。大脳を圧迫している恐れがありそれに伴いシビレなどの麻痺症状が出現します。

◆脳腫瘍

頭全体、もしくは一部の想い感じが続き、鈍痛が徐々に悪化していきます。突然の吐き気も症状として出現します。

⇒頭蓋骨の中にできる腫瘍の総称です。腫瘍が大きくなり膨らむと、頭蓋骨内部の内圧が上昇します。それに伴い吐き気などの症状が現れます。

◆脳出血

手足のシビレ、頭痛と吐き気があり、感覚が鈍くなります。意識もぼんやりしやすく、ろれつが回らない状態になります。

⇒脳内で何かしらの原因で出血が起こり、溜まった血が脳を圧迫することで症状として出現します。

◆髄膜炎

後頭部に痛みを訴えることが多く、後頭部から首の後方にかけて硬さが出現します。体を動かす際にも痛みが発生し、38~39℃の熱が出る事もあります。

⇒脳や脊髄は髄膜という膜で覆われていますが、その髄膜が炎症を伴うことで髄膜炎菌が発生し、全身に巡る事で頭痛や発熱、吐き気を伴います。

風邪の症状と酷似していますが圧倒的に進行度が高く、緊急を要する状態になりやすいです。

これらの頭痛は単純な頭痛ではありません。

発見が遅れると命を落とす事も十分に考えられます。

少しでもこれらの疑いがある際は、迷うことなく病院で受診して下さいね。