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■鍼灸治療ってどんなもの？

鍼灸とは、

「はり」と「きゅう」の２つの施術法を組み合わせた

伝統的な東洋医学の治療法です。

この鍼灸治療は、

体表面の特定の部位に鍼を刺したり触れたりすることで

体に刺激を与え、生体反応を引き起こし

健康状態を調整して、疾病の予防やケアに活用されます。

近年、鍼灸治療や施術という言葉をよく耳にしますが、

具体的にはどのようなものなのか？

鍼灸に興味が高まる一方で、

「鍼灸の効果はあるのか？ないのか？」

といった疑問も多く挙がっています。

鍼灸施術は、まだ世間一般的に十分に理解されておらず、

「肩こりや腰痛のためのものくらいだろう」

と思われることもありますが、

実際には不妊や自律神経失調症など

様々な症状に対応できる施術方法です。

繰り返しますが、鍼灸施術つまり鍼術とは

鍼を使って、体の特定部位に接触または穿刺刺入し、

機械的刺激を与えて生体反応を利用し

健康状態を整え、疾病予防やケアに応用する施術です。

要するに、簡単に説明すると

鍼を使って体に刺激を与え、

体調不良や健康状態の改善に導く治療法です。

■「鍼灸」と「針灸」正しいのはどっち？

鍼灸の呼び方には

「鍼灸」と「針灸」の２つがあります。

厳密には「鍼灸」が正しい表記です。

両方とも間違いではありませんが、

伝統的な意味を考えると「鍼灸」の方が適切です。

「しんきゅう」または「はりきゅう」の読み方は

どちらでも問題ありません。

ちなみに、私たちが保持している国家資格の免許には

「鍼灸師」とか「針灸師」のどちらが記載されていると思いますか？

正解は、、、

「はり師」と「きゅう師」と記載されています。

実は、「鍼灸師」と「針灸師」は一括りではなく

「はり」の免許と「きゅう」の免許が別々に存在しており

さらに「あん摩マッサージ指圧師」という免許も存在します。

したがって、

鍼と灸、そしてマッサージを施術するには

それぞれの国家資格免許が必要です。

「鍼灸は針を刺すから怖いイメージがある」

と思うかもしれませんが、

実際には国家資格を持った専門家による

安全な治療法の一つと言えます。

■鍼灸をする施術者は厚生労働省からも認められた国家資格認定者

そもそも、

鍼灸施術が怖いと思われてしまう

理由の1つは、そのイメージです。

しかし、実際には

薬を使用しない治療法として

妊婦さんなどでも受けられる

体に優しい治療法として評価されています。

また、鍼灸師は厚生労働省からも認められた

国家資格を持った施術者です。

鍼灸師になるには、高校卒業以上の学歴を持ち、

専門学校で3年間（短大3年）

または大学で4年間学び、

卒業後に国家試験に合格する必要があります。

日本国内では、医師以外にも、

厚生労働省が定める代替医療（医療行為に類似する行為）として

「鍼灸師」の免許を持つ者のみが鍼灸施術を行うことが認められています。

鍼灸施術を専門的に行う治療院や施設を鍼灸院と呼びます。

これらの専門鍼灸院の他にも、

接骨院や整体院といった治療施設が日本各地に存在しています。

そのため、

鍼灸整体院や鍼灸接骨院といった名称で知られる施設も多いです。

また、内科や婦人科のような医療クリニックでも、

必要に応じて鍼灸施術を治療に取り入れることが一般的です。

さらに、整骨院や整体院という施設との違いも挙げて説明します。

整骨院や接骨院は、柔道整復師（国家資格）が施術を行い

骨折や脱臼、捻挫、打撲、挫傷などの治療に特化しています。

詳しくは下記の記事で

■【垂水区】保険適用が可能！まっち整体整骨院【神戸市】【腰痛】【肩こり】【五十肩】

一方、整体院では整体師（民間資格）が施術し

骨盤や背骨の調整や骨のズレを矯正し、

筋肉のコリや疲労を改善し、

全身のバランスを整えることを目的としています。

鍼灸院は、国家資格である鍼灸師による施術が行われる施設です。

鍼灸治療では

身体に鍼や灸を使って刺激を与えることで、

健康を維持し疾病の改善や予防を行います。

■鍼灸治療はWHO（世界保健機関）も有効性を認める治療法

鍼灸療法には

WHO（世界保健機関）が有効性を認めた多くの症状があります。

実際、鍼灸の効果は肩こりや腰痛などに限らず、

幅広い症状に期待できることが知られています。

世界中で数多くの実験や研究が行われ、

その有用性に強い関心が寄せられています。

1979年にWHOが鍼灸治療に効果があるとされる

疾患を明示して以来、その範囲は拡大し、

現在では40以上の病気に効果があるとされています。

WHOが認める鍼灸療法の有効な症状は

運動器系、消化器・呼吸器系、疼痛、循環器系、

泌尿器・婦人科系、感覚器系、小児疾患、

不眠症、自律神経失調症、顔面神経麻痺、片麻痺

など多岐にわたります。

各鍼灸院や鍼灸師によって

得意な施術領域が異なるため、

施術を受ける際にはそれを考慮すると良いでしょう。

最近では、美容鍼灸など

美容目的の施術も若い女性を中心に支持されています。

■鍼灸治療の流派の違い

鍼治療といえば、

ツボや経絡を想像される方が多いかと思いますが、

実際にはさまざまな理論や流派が存在し、

その施術方法も多岐にわたります。

例えば、鍼を刺す方法についても、

中国や韓国では鍼を手に持ち、直接刺す方法が一般的です。

一方日本では、

鍼を管に入れてから鍼の頭を叩くことで刺入する方法が使われます。

この管鍼法は、

江戸時代の日本人である杉山和一が考案したもので、

痛みが少ないという特徴があり、世界中で広く用いられています。

かなり長い内容になってしまうので

それぞれの施術理論や流派については

ここでは割愛させていただきます。

ここまで「鍼治療とは？」の全体像を

説明させていただきましたが、ご理解いただけたでしょうか？

次に、鍼灸の知識や施術結果など、

ちょっとした興味深い情報をお伝えできればと思います。

例えば、

「鍼灸治療が効果を発揮するまでにかかる時間」

についてです。

具体的には、

急性の症状と慢性的な症状では

治療回数に違いがあります。

よく聞かれる

「何回受ければいいですか？」

という質問には、

正直なところ具体的な回数を

お伝えすることは難しい場合が多いのが現状です。

例えば、ぎっくり腰で来院された方が

一度の施術で大幅に改善することもありますが、

これは症状の程度や施術までの時間など、

様々な要素が良好であった場合に起こり得ることです。

しかしそのようなケースは毎回ではありません。

急性の痛みや寝違いなどの場合、

一度の施術で症状の改善を実感はできますが

通常3回程度の治療で効果が期待できます。

一方で、症状が数か月以上続いているような

「慢性的な状態」や「症状が悪化している場合」には

5～10回程度の治療が必要となることもあります。

例えるなら、急性症状は

「階段を二段跳びで症状が改善する」

のに対し、慢性症状では

「一段ずつゆっくりと改善していく」

イメージを持ってください。

当院では、経験豊富な施術者が

カウンセリングや触診などを通じて総合的に分析し、

症状の早期改善を目指す治療プランを立てます。

■鍼灸治療のQ＆A

Q、治療にかかる時間は、年齢や性別によって異なることはありますか？

A、年配の方よりも若い方が改善する傾向がありますし、運動不足の方よりも定期的に運動している方が改善が早い傾向があります。性別による差は見られません。

Q、鍼治療や鍼灸施術は痛いですか？

A、鍼治療を受ける際に最も気になるのは「痛み」でしょう。

鍼治療には大まかに2つの種類の痛みがあります。

一つ目は、鍼が皮膚に刺さるときの

「チクッ」とした痛みで、通常はあまり感じられません。

二つ目は、鍼が深部に到達した際に感じる

「ズーン」とした痛みで、これは通常「響き」と呼ばれます。

この「響き」が痛いと感じる人もいますが、この「響き」こそ、鍼が効いている証拠です。

Q、鍼先に薬を塗ることはあるのでしょうか？

A、薬は塗っていません。

患者様：「鍼の先に何か薬を塗っているのですか？」

施術者：「いいえ、鍼の先には何も塗っていません。」

この質問はよくあります。

何も塗ることはなく、鍼を直接刺入します。

Q、鍼はどれくらい深く入るのですか？

A、おおよそ５cm程度ですが、刺入する部位によって異なります。

当院では、筋肉や筋膜にアプローチするため、

悪影響を及ぼしている筋肉に到達するまで鍼を刺します。

たとえば臀部の施術では、

5～6cmでは足りないこともあります。

多くの方は、5cmも入っている事に

驚かれることがありますが、

深く刺さっているからといって痛いわけではなく

深く刺さっているという感覚もありません。

Q、鍼灸において年齢や経歴は関係あるの？

鍼灸学校の教室を覗いてみると、さまざまな年齢の生徒がいます。

私自身、高校を卒業して

すぐに入学したので18歳でしたが、一番年上は50代の男性でした。

卒業する時期は同じでも、

私が21歳の時に同級生は大ベテランだったりします。

Q、症状が改善した後にも施術は必要？

A、よく聞かれる事として

「症状が改善しても施術は必要ですか？」

と質問される事も多いですね。

これに関する回答として

「定期的な施術が必要な場合もあります」

症状が繰り返し起こるのか、そうでないのかによって異なります。

繰り返し起こる場合は、

生活習慣も見直しながら、定期的な施術を受けることをおすすめします。

■まとめ

鍼灸は、鍼と灸を使った東洋医学の伝統的な治療法です。

肩こりや腰痛はもちろん、

不妊や自律神経失調症など幅広い症状に対応します。

国家資格を持つ専門家が、

一人ひとりの症状に合わせた丁寧な施術を行いますので

初めての方も安心してお越しください。

まっち整体整骨院では、

痛みを根本的に取り除く施術に特化して、

体の自然治癒力を引き出すお手伝いをいたします。

施術後は、心も体もリフレッシュし、

健康で活力に満ちた日常を取り戻せるでしょう。

鍼灸は、WHOがその効果を認めており、

薬を使わない優しい治療法としても評価されています。

また、妊婦さんやお子様でも

安心して受けられる施術です。

鍼灸治療を受けて、

健康で笑顔あふれる毎日を過ごしましょう！

ぜひ、お気軽にご相談ください。

皆様のお越しを心よりお待ちしております！

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